高層階・子育て世帯のための、備蓄水の考え方

防災

前回の記事で、僕自身が3.11でマンション10階に住んでいたときに経験した断水の話をしました。今回はその続きとして、「では実際に何を、どれくらい備えればいいのか」を、できるだけ具体的に考えてみたいと思います。

これから挙げる数字や考え方は、あくまで目安です。大事なのは「自分の家庭に当てはめたらどうなるか」を一緒にイメージしてみることです。

💧 水はどれくらい必要なのか

一般的には、1人あたり1日3リットルの飲料水が目安と言われています。これに加えて、調理や歯みがきなどの生活用水も考えると、実際にはもう少し多くの水が必要になります。

家族が4人なら、1日で12リットル以上。それを3日分、7日分と考えていくと、想像していたよりずっと大きな量になることに気づくと思います。

🏢 高層階ならではの視点

うちのように高層階に住んでいると、水を「買う量」だけでなく「運べる量」も考える必要があります。エレベーターが止まった状態で、大量の水を一気に何階も運ぶのは現実的に大変です。

そこでおすすめなのが、一度に大量購入するのではなく、日常的に少しずつ多めにストックしておく「ローリングストック」という考え方です。普段使う水や食品を少し多めに買っておき、使った分だけ買い足していく。これなら重い荷物を一気に運ぶ必要もなく、無理なく備蓄量を保てます。

👶 子育て世帯が考えておきたいこと

小さなお子さんがいる家庭では、飲料水以外にも水が必要になる場面があります。

  • ミルク作り:粉ミルクを溶かすための清潔な水
  • 離乳食:調理や食器を洗うための水
  • オムツ交換:おしりを拭いたり洗い流したりするための水

月齢によって必要なものは変わってきますが、「大人だけの想定では足りない水量がある」ということは、ぜひ知っておいてほしいポイントです。

ちなみに、水と合わせて用意しておきたい主食としては、お湯や水を注ぐだけで食べられるアルファ化米(安心米)のような食品も選択肢の一つです。

まとめ

数字だけを見ると身構えてしまうかもしれませんが、一気に完璧な備えを目指す必要はありません。まずは今の生活に、少しだけ多めの水と食品をストックしてみる。それだけでも、いざという時の安心感は大きく変わります。

具体的な保存方法や、備蓄に向いている水・食品については、また別の記事でお伝えしていきます。

ガチギアクラブ

✍️ この記事を書いた人

ガチギアクラブ

マンション10階で東日本大震災を経験し、断水の大変さを身をもって知る。ガジェット・アウトドアギアのレビューを中心に情報発信する中で、その経験を今の子育て世代にも伝えたいと思い、防災についても書いています。

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